働くことを辞めました。
24歳、元システムエンジニアです。
このブログでは、24歳で無職を選んだ理由と、これからの人生を懸けた挑戦について書いていきます。
これは、社会というレールから外れたひとりの人間の「生き直しの記録」です。
なぜ、無職を選んだのか
それは、自分に与えられた膨大な時間を「会社」という枠に捧げ続けた先に ──
「死ぬ直前、後悔している自分」がはっきりと見えたからです。
社会人生活
私は情報系の専門学校を卒業後、中堅SIer企業に就職しました。
20歳で社会人になり、スーツを着て、毎日電車に揺られて職場へ。
いわゆる「普通の社会人生活」の始まりでした。
職場環境は普通。
人は比較的優しい方が多かったと思う。
それに、私と同期の1人が同じ課に配属ということも心強い。
会社もホワイト寄りだったと思う。(残業は多かったけど…)
私がこの会社を選んだ理由は、プログラミングを通してモノを形作っていく工程が好きだったからです。
「これを仕事にしたい」と、心から思っていました。
しかし──
任されたのは、希望とはまったく異なる“システムテスト”の業務でした。
開発を希望していることは伝えている。
同期の方はといえば、希望通りの開発案件に就き、楽しそうに働いている。
それを横目に自分は、ただ手順通りにチェックを繰り返すだけの日々。
心に湧いたのは「不満」ではなく「自責」だった。
「きっと、任せられるには能力が足りてない」
「同期の方が仕事ができるし、信頼されている」
「自分はまだ、頼りない」
「上司の期待に応える。そうすれば、いつかチャンスが来るはずだ。」
と、考えた。
そうと決まれば、やろう。頑張ろう。
不器用ながらも、ひたむきに努力しよう。
そこからは業務に没頭した。
業務を頑張るだけではダメだ。
さらなる実績を積むため国家試験にも合格し、能力があることを証明しなければ…
朝、通勤中、夜。
すべての時間を勉強に費やした。
そして22歳の春に「応用情報技術者」試験に合格。
── 4回目の挑戦。
嬉しかった。
努力が形になった瞬間。
会社内でも20代前半での合格者は珍しく、自分の中で少しだけ自信が芽生えた
よし、これで実力を証明できた。
そこからの業務はワクワクしていた。いつか声が掛かって前々から希望している「開発」が出来ると信じて。
しかし、何も変わらない。
1か月、2か月が過ぎた。
何もない。同期は変わらず開発案件を任されている。
おかしい。
不安に思った私は「開発がやりたい」と上司に伝えた。
しかし「テストも重要」だと言われ、追い返されてしまった。
確かにそうだけど…
これじゃ、何のために頑張ったのだろうか。
それでも私は諦めなかった。
「自分はまだ、任せられるには能力が足りてない」
「自分はまだ、上司の期待に応えられていない」
そう思った。
それからも業務に打ち込んだ。
能力の証明のため国家試験の挑戦も続け、毎日勉強する日々。
そして23歳の冬に「情報処理安全確保支援士」試験に合格した。
3回目の挑戦にして、合格した。
非常に嬉しかった。
自分の能力を証明できた、「やればできるよ」と。
これで希望する案件を任せられるのではと。
毎日、仕事も頑張っているし、業務外でも勉強と研鑽を積み、こうして国家試験に合格した実績もある。
しかし、結局は任されることはなかった。
何も変わらなかった現実
虚無。
それ以外の言葉が、見つからない。
誰かが見てくれていると思っていた。
努力すれば評価されると信じ、期待に応えれば、何かが変わると。
でも、現実は違かった。
頑張っても、何も変わることはなかった。
ただ、時間だけが過ぎていくだけだった。
多分これが、社会では普通のことなのだろう。
全員が希望通りにいくなんて、それは不可能だし。
最後の抵抗として部署移動も願い出たが、却下された。
もういいか、別に頑張らなくても。
まぁ。社会ってそういうものだし。
それが普通。
別にやりたいことが出来なくても、死ぬことはない。
ほどほどに仕事して、毎月お金をもらえればいい。
変わらないなら、しょうがない。
うん、それでいい。
そうやって生きていこう。
ただ生きているだけ
仕事に大半の時間を奪われ、やりたいことも出来ない。
休日は休息のために寝るだけの日が多い。
毎日が楽しくない。
張り合いがない。
人生って、これで合ってる…?
これが普通…?
人生でやりたことはあるし、夢や野望もあるのに。
退職を決意
人生は1度きり。
よく聞く言葉だけど、そうだと思う。
やりたいことも出来ずに生きていれば、死ぬ時に絶対、後悔する。
なにより、その生き方に自分は納得できない。
私は自分の人生を優先することに決めた。
具体的には自分本位で生きること。
それは、我を通すこと。
やりたいことはやる、やりたくないことはやらない。
他人の期待に応えるのではなく、自分の期待に応えるための人生。
その決意のもと、退職を選んだ。
会社に捧げるている時間は、無い。
我ながら無謀で極端な選択だと思う。
正直、24歳で無職になるのは怖い。
将来の不安は、当然ある。
でもそれ以上に、ワクワクしている。
「無職日記」はじまります。
これはそんな、行き当たりばったりな人生を選んだひとりの記録です。
自分の力で、自分の理想を追い求める。
なにより私は「この人間社会で、自分の力がどこまで通用するのか」試したい。
その記録をブログとして、残していこうと思います。
自分の人生を、真剣に追求していきます。
※コメント頂けたら嬉しいです。忌憚なきご意見もお待ちしております。
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